2017.07.07
平成10年に全国の自殺者は3万人を超え、その後も高い水準で推移しています。
北九州市でも毎年約200人以上の方が自殺により亡くなられています。
自殺の多くは、倒産、失業、多重債務などの経済・社会問題のほか、病気の悩みなどの健康問題、介護・看病疲れなどの家庭問題など、様々な社会的な悩みが複雑に絡み合って、心理的に「追い込まれた末の死」と言われています。
これらの社会的な要因については、制度、慣行の見直しや相談・支援体制の整備などで防ぐことができると考え、北九州市においても、平成29年5月に今後10年間の自殺対策の方向性を示す「北九州市自殺対策計画 自分らしく生きる喜びを実感できるまちをめざして」が策定されました。
この計画は、自殺対策をきっかけとした「生きるための支援」を充実、市民一人ひとりが自殺対策の主役となり、つながっていくことで「生きる喜びを実感できるまち・北九州」を目標にしています。