青山スポーツクラブ 主宰 青山 優子
H16年11月掲載
「ストレス」という言葉が、あまりにも日常会話の中に溢れているように思います。老若男女を問わず、まるで挨拶の一文であるかのように「ストレスで・・・」と耳にします。現代社会はそれほどストレス社会なのでしょうか?合理性、利便性を求めた生活スタイルが、こころもからだも窮屈にしてしまったのではないでしょうか。
さあ、おもいきってその窮屈な枠を取り払ってみませんか。自然の流れにこころとからだを委ねて開放しましょう。身も心も内側から沸き立つように動いてみましょう。決して黙々と頑張るスタイルの運動ではなく「疲れを知らない子ども」のように、遊び心いっぱいで楽しみましょう。きっとストレス解消になります。
それでは、「運動(1)目覚めた時に」、「運動(2)パートナーや仲間と一緒に」、「運動(3)ウォーキングをする中で」をご紹介します。
朝お目覚めの時すぐに立ち上がらずに、ちょうど寝相の悪い子どものように、布団の上でからだを伸ばしたり縮めたりゴロゴロしてみましょう。
次に大きく腹式呼吸をします。その後全身の軽いストレッチをすると一層良いでしょう。
さあ、一日の始まりです。
布団の上で伸びたり縮んだり。
そのまま大きく腹式呼吸。
ゆっくりゆっくりストレッチ。
「こんにちは」しっかり手を握り「一緒に楽しみましょう」の挨拶から始めます。
「なべなべそこぬけ・・・」「お船はぎっちらこ・・・」など、パートナーと歌を歌いながら、リズミカルに運動を進めます。一人では出来難い動きも相手の力を借りることでスムースにできます。
「こんにちは!よろしくお願いします。」
「なーべーなーべーそーこぬけ・・・」リズミカルにスウィングし一周回ります。
「よいしょ、こらしょ。」からだを捻りながらのひっぱりっこです。
「お船がぎっちらこ・・・。」リズムにのって床に背中がつくまで倒します。
「トントンパー」のリズムにあわせて、いろいろな部位をくっつけます。
一人は片足を上げ、もう一人はその上を跳び越えます。
幼い頃の探検隊のように、ウォーキングを単に歩くだけではなく、自然に目を向け探索を楽しみましょう。新たな発見があります。
三角や四角など、いろいろな形を書いたもの、また赤や黄色など、いろいろな色を塗ったA4くらいの大きさの紙を持って出かけます。自然界の中で同じような形、同じような色のものをみつけましょう。きっといろいろな気づきに出会います。自然に寄り添いこころ開いて!
同じ形や色のものを紙に貼ります。ピッタリでなくて良いのです。イメージを大切に!
花の色の濃淡ががいろいろあります。同じ色でも限りない種類の多さに驚きます。
みつけたものを集めてみます。とっても楽しくなります。いろいろなものに見えたりもします。
小さな虫、鳥、魚など、私たちの周りには人以外の生き物がたくさんいます。グァーグァー、チチチチなど、鳴き声を真似してみたり、そのものの動きを模倣してみましょう。恥ずかしくなんかありません。自然の中に身を投じ、一体感を感じてください。
水辺に浮かぶあめんぼうをみつけました。
「ふわー」っと浮いているその姿を模倣しています。なんだかからだが軽くなったように感じます。