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こころのメッセージ


産後のこころについて ~産後うつ病の予防~

子ども家庭局 子ども家庭部 子育て支援課

H26年8月掲載

赤ちゃんを出産したあとは、こころもからだも不安定になることがあります。
あなたのこころとからだの健康を保つことは、あなた自身にとってだけでなく、赤ちゃんのこころの安定や発達にとって大切なことです。

1.産後おこりやすい心の変化


(1)マタニティブルーズ

2~3割の母親が、出産後から1週間ごろまでに、不安になったり、涙が出たり、気分が沈んだりなどの状態がみられます。
しかし1~2日でよくなり、治療の必要はありません。

(2)産後うつ病

1~2割の母親が、産後3ヶ月ごろまでの間に気分が沈み、育児や家事をする気力や自信がなくなります。家族や友人などによる援助や、適切な治療で良くなります。

2.まず症状に気づくことが大切です


(1)産後うつ病のサインは?

産後うつ病のサイン

次のような症状がほとんど毎日、2週間以上続くとき

① 眠れない、途中で起きてしまう
② 食欲がない、はきけがする
③ 気分がゆううつ
④ 疲れる、生きる気力がない
⑤ なぜか涙がでる
⑥ なんだかもたもたして、家事や仕事が片付かない
⑦ 決断力がなく買い物に行っても決められない

(2)まずは相談を

産後に自分の気持ちが落ち込んでいると感じたら、まずは夫や家族に話しましょう。区役所の保健師や助産師もあなた自身の健康や子育てで困ったときは相談に応じています。
それでもまだ気分が落ち着かない時は、かかりつけの医師(産婦人科、小児科、内科など)で相談や治療をうけられますが、精神科医師による専門的なうつ病の治療が必要となる場合があります。

まずは相談を

3.がんばりすぎないあなたになろう

体力と気力の回復を

疲れたら無理をせずゆっくり休んで、体力と気力の回復にこころがけましょう。

自分にごほうびを

ときには、育児を家族に任せて、友達と会っておしゃべりをするなど、楽しい時間を過ごしましょう。

家事と育児の手抜きで負担を軽く

  • ときには、育児を家族にまかせる(休日など)
  • 家事は夫や親、ヘルパーに頼むことも考える
  • 疲れているときは店屋物や外食ですます
  • 買い物は夫のいる休日にまとめ買いをする
  • 掃除はときどきするようにする

家族の協力は欠かせない

子育ては夫婦の共同作業です。家族にできること、夫でなければできないことを頼みましょう。親も子どもに育てられるということを実感できるはずです。

家族の協力は欠かせない

4.ご家族へ(産後うつ病の母親への対応)

産後うつ病の母親への対応

  • 母親のペースにあわせ、がんばり過ぎないよう声をかけ、家事・育児を協力しましょう
  • 励まさないようにしましょう
  • 体力や気力を回復させるため休養や睡眠をとらせてあげましょう
  • 夫は育児をサポートし、精神的に支えましょう
  • 治療が必要な場合は、薬を上手に使うように声をかけましょう

5.あなた自身の健康や子育てのことで困った時は、お気軽にお電話下さい

各区役所 保健福祉課 健康相談コーナー

門司区役所 TEL:093-331-1881(代表)
小倉北区役所 TEL:093-582-3440(直通)
小倉南区役所 TEL:093-951-4111(代表)
若松区役所 TEL:093-761-5321(代表)
八幡東区役所 TEL:093-671-0801(代表)
八幡西区役所 TEL:093-642-1441(代表)
戸畑区役所 TEL:093-871-1501(代表)

※お子さんが生まれたら、母子健康手帳についている連絡はがきを、出産した市内の医療機関又は、区役所に出しましょう。助産師や保健師があなたの都合のいい日に家庭訪問して、 あなたの健康や子育ての相談をお受けします。

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